かなり寒くなり、咳が続いて発熱されて来院される方が増えておられます。この季節は、月曜日と土曜日がどうしても混雑してしまいます。火曜日から金曜日に(特に火曜日)ご来院をおすすめします。

  1. 10月25日(木)は、院内でweb講演を聴講できました。東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科教授松瀬厚人先生が、長引く咳のアプローチというタイトルで気管支喘息治療を中心とした話をされました。中で、‘ライノウィルス’と言うかぜウィルスで喘息増悪が見られることの解説に興味を覚えました。
  2. 11月1日(木)は、緑ヶ丘病院名誉院長兼内視鏡センター長坂口正博先生が当院にお見えになりました。緑ヶ丘病院はおもに消化器内を中心に、腎臓内科と循環器内科を専門特化されておられます。当院は呼吸器内科で緑ヶ丘病院の後方支援ができればと思います。今後も相互に協力体制を強化していくことを確認させていただきました。
  3. 11月10日(土)は、当メデイカルビルの消防訓練がありました。写真は当クリニック前にある緩降機の写真です。講師のかたが、3階から緩降機を使用して、2階まで窓から降りられました。なかなか怖そうでしたが、次回は一度実践しなければならないと思いました。
  4. 12月2日(土)は、大阪市内で大阪大学大学院免疫呼吸器内科学教授熊ノ郷淳先生が会長主催された内科学会学術集会“第46回内科学の展望”に行きました。今回のテーマは『内科医、general physician(総合診療医)に必要な免疫・炎症学 update(最新情報)』でした。熊ノ郷淳先生が、冒頭に感染等に関する免疫の機序を分子生物学の観点から、本当に理解しやすく講演されました。今回のテーマに沿って、10人の講師の先生方が、抗サイトカイン療法、消化器疾患の免疫・炎症、糖尿病・代謝疾患の免疫、がん免疫についてのupdate(最新情報)を、講演されました。産業医科大学の内科学教授田中良哉先生が、指定難病の好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に、喘息加療でも使用する抗IL-5抗体が効果あることを示されました。今回の話では一番の興味を引きました。
  5. 冬休みは、実家に1日だけ帰省しましたが、そのほかは普段できない仕事を片付けられました。消化器症状があったので、12月29日に腹部エコー、1月4日に胃カメラ+大腸カメラを緑ヶ丘病院で施行いただきました。検査は本当に丁寧にみていただきました。緑ヶ丘病院に日々患者さまを紹介することも多いですが、間違っていないと確信できました。
  6. お知らせ19年4月より、諸事情により金曜日午後診をお休みとさせていただきます。ほかの日は変更ありません。たいへんご迷惑をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹