コロナ感染症によって、2年あまり旅行的なものはできておりませんでした。
他の方々もそのような状況の方が、多いのではないでしょうか?

今回お盆に北海道に旅行に行ってまいりました。観光がもちろんメインですが、
今回の目的として私が以前からどうしても北海道で行きたいところがあったのです。

そこは、私が咳診療のクリニックでは日本で一番と思う札幌の南4条内科(院長は田中裕士先生)です(ちなみに大学医学部での咳診療では名古屋市大医学部呼吸器内科教授新見彰先生と思います)。田中院長先生は、札幌医科大学第3内科で准教授までされて、2011年に開業されています。

家族の中の1人にほぼ安定していることが多いのですが、時折咳が続くかなと思っているものがいました。熱もなく、コロナ検査も陰性でした。全く検査なしに一度ステロイド吸入剤を渡してみたのですが、あまり効果ない様でした。この機会を幸いに、患者(被験者?)として受診させていただきました。

田中院長先生から、院内撮影も了解いただいたので、視察内容をアップいたします。

  1. クリニックはかなり広く、当院の2倍近いフロア面積でした。
    朝早くでて受付を一番にして、いざ視察の開始です。
    医大前南4条内科
    医大前南4条内科フロア
  2. まず、初診問診表記載や看護師さんの聞き取りに関してはオーソドックスな印象でした。胸部レ線撮影していただきましたが、その後がかなりボリュームのある検査でした。通常の肺機能検査の他に、気道抵抗検査と機能的残気量を後者2つは気管支拡張剤前後で測定していただきました。検査担当の看護師さんも誘導がかなりうまい印象でした。
    測定結果のグラフ
  3. ついに診察に呼ばれました。まず胸部レ線を見せていただきました。
    私は逆流性食道炎から来る咳を想定していましたが、田中院長先生は後鼻漏が原因ではないかと説明いただきました。ここで一旦診察は終わりかけたのですが、念のためにCT撮影を提案いただきました。
    診察室

  4. 診察を一旦終了して、CT撮影いただきました。なんとクリニック内にCTが置かれています。当院のCT撮影に関しては、当院の隣の敬仁会病院さまが、緊急の場合は迅速にCT撮影いただけるので常々感謝しております(またCT所見もかなり緻密で非常に参考にさせていただいています)。 そしてCT撮影後、再び診察再開いただきました。CT内容をお聴きして、診察が終わりました。
    CT画像
  5. 私にとっていわゆるカリスマドクターの田中院長先生は、ネームバリューから考えられない優しくフランクな方でした。私はそんなに若くはありませんが、これからも田中院長先生に近づけるように、努力していきたいと思います。最後の画像は、以前NHKのテレビ番組「ためしてガッテン」に出演されたものです。
    ためしてガッテン