呼吸器内科診療
例えば、咳のでる患者様は多いですが、その原因を見つけるのは実はなかなか困難です。実際咳を専門にしている私もよく迷うことがあります。
咳の原因となるものが、現代の環境や体質の変化などで、各種多様となっています。確かな情報をより早く日々更新していく必要があります。さらに呼吸器内科の病気も他の病気と同様に各種ガイドラインが毎年のように増えて、枚挙に暇がありません。
当初はいろんな病気を区別なく内科全般をみさせていただこうと考えることもありました。しかし呼吸器の病気を専門にして自分自身も日々更新していかないと、しっかり診療できないと考えました。
また、私が今までに病院勤務で痛感したのはごく軽症のかたは一般内科の先生で、しかしそれ以上の患者様は、やはり呼吸器専門の開業医の先生に紹介したいという願いがありました。
長年このような状況を身近に感じて、いつか自分がその代役を担えればという思いがありました。この度の開業でその第一歩が踏み出せればと思います。今後、特に患者様の呼吸器系の病気(咳・痰などでお困りのかたなど)の診断や治療に携わっていきたいと思います。
下記のような呼吸器症状を専門としています
- 風邪がなおらない
- 咳・痰が続く
- 息切れを感じる
- 胸痛と熱がある
- 夜間いびきがひどく、昼間眠たい
- 検診の胸部X線やCT検査で肺の異常陰影を指摘された
- ほかの医療機関で肺の病気を告げられた
- 肺癌が心配である
- 禁煙したい
- 検診をしたい
- ワクチンを打ちたい
治療の方針
治療全体を大きく捉えると、まずその病気で設定されているいわゆるガイドラインに従いたいと思います。高齢のかたに多いのですが、熟練した医師がなにかさじ加減で持って、うまく治療する医師が優れていると思われがちです。しかし本当にそうでしょうか?
1人の医師のみる患者さまの人数は生涯をもってもしれています。経験のできない多数の患者さま(貴重なボランティアのかた)から、習得された一番結果のよい治療方法を患者さまに享受していただきたいと思います。ガイドラインを作成している医師は大学の確かにえらい先生が多いのですが、これを専門としている方々の集団が(1人の医師では到底みることのできない)多数の患者さまの治療効果を解析して、長い時間をかけて作り込まれています。
繰り返しますが、広く情報を集めて、(最新の治療というより)効果のもっとも期待できる治療を、受けていただきたいと思っています。