2月下旬のこの時期になり、やっとインフルエンザの患者様が落ち着かれたように思います。インフルAとBの患者さまがおよそ1対2程度で同時期に流行したように思えます。Aの方は通常の発熱から症状がでて、Bは軽い咳など前駆症状があるように思われました。

  1. vol172月20日(土)に、院内で呼吸リハビリテーション体操(呼吸リハ体操)の勉強会をいたしました。これは肺気腫などの慢性呼吸不全になった患者様に、呼吸苦を緩和することを目的とした体操です。実は肺自体はなかなか鍛えることはできません。加齢でどうしても肺機能自体は徐々に低下していきます。しかし①肺を呼吸筋といった筋肉でよく動かして、酸素と二酸化炭素の交換(換気)を上げること、②少ない酸素摂取でも、四肢を含めた体全体を効率よく動けるようにすることを目標にして、今後当院で定期的にこの呼吸リハ体操を催していきたいと計画中です。
  2. vol172月21日(日)は、産業医講習会に1日かけて受講しました。なかに職場におけるリラクゼーション技法というストレッチ体操を学びました。
  3. 2月24日(水)は、当院と済生会千里病院で喘息テレビシンポジウムの講演を拝聴しました。講演は、広島アレルギー呼吸器クリニックの保澤総一郎先生が、気管支喘息の新しい大規模治験の結果をご説明されました。この日の昼に当院で拝聴したのですが診療が少し遅れて、半分しか聞けませんでした。同日夜に済生会千里病院で定例の胸部画像カンファ(会議)のあとに、同内容が再度放映されました。今度はしっかり聞けました。
  4. 同日に上甲先生(胸部画像専門の放射線科医師)の指導による定例の胸部画像カンファ(会議)に出席いたしました。今回心不全患者様の胸部CT像の読影方法を解説いただきました。いつも得るものが多いので、本当に有意義な時間が過ごせます。
  5. 2月27日(土)は、近隣の病院やクリニックの医師の懇親会に行ってまいりました。間クリニック小児科の間敦子先生ややすこ耳鼻科の森靖子先生などと連携についてお話しさせていただきました。
  6. vol172月28日(日)は、さわ病院さんで“認知症ケアにおける多職種チームアウトリーチについて”という題目で澤滋先生が講演されました。カナダ留学されておられて、認知症ケアについてのカナダと日本の比較をされてたいへん興味深かったです。

vol16一年で一番繁忙期になっております。月曜日と土曜日は少し混みあいますが、それでも火曜日から金曜日は比較的空いております。初診のかたなどはご利用ください。それではくれぐれもお体に気をつけてお過ごしください。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹