4月に入り、長引く咳で来院のかたが増えました。寒暖差、黄砂やPM2.5あるいは植物由来の吸入アレルゲンなどの飛散が影響していると思います。

  1. 4月16日(土)は、まず腰痛について済生会吹田病院の黒川正雄院長のお話を聞いてまいりした。まず原因が特定できない腰痛がかなり多いことをお示しされました。また腰痛は単なる痛みの治療ではなく、心理面などでも腰痛悪化がおこるので症候群として見ることを理解しました。つまり日常生活のご指導や心理的サポート等も必要とのことでした。
  2. vol20同日に済生会千里病院主催の講演会に行きました。英国スタフォードシャ救急局特殊災害医療チームの今中聡先生が、英国の救急医療の実態を話されました。救急患者さまに早く医療を送ることが大事であるとの考えで、ドクターカーばかりでなく、オートバイやマウンテンバイクを駆使しているとのことでした。またヘリコプターなども日本では僻地から病院への搬送を目的にしていますが、英国では都市部内で渋滞など避けるために使用しているとのことでした。
  3. vol204月20日(水)に、刀根山病院の呼吸器内科での胸部画像カンファに出席いたしました。今回は慢性過敏性肺臓炎やサルコイドーシスや肺アスペルギルス症や寄生虫疑いのレ線・CT像を供覧していただき、皆さんで検討いたしました。
    ※写真は肺アスペルギルス症の顕微鏡写真です。
  4. 続いて4月23日(土)に、刀根山病院での呼吸器疾患勉強会に出席いたしました。業務後であったので、少し遅れてしましましたが、吉村研二医長が呼吸器リハビリテーションの話と森雅秀部長の肺炎の胸部画像の話をお聞きしました。呼吸器リハビリテーションは当院でも推進していっておりますので、たいへん参考になりました。肺MAC症の話を会の最初に北田清吾部長がされました。今回の会の目当ての講演でしたが、聴講できなかったのですが、ハンドアウトをいただきましたので、たいへん助かりました。

vol20新年度になり、いろいろ勉強会も目白押しです。豊中の内科に少しでも貢献できるようにできる限り参加していきたいと思います。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹