6月は梅雨の季節ですが、梅雨に入ると喘息が悪くなる方がおられます。低気圧が近づくと顕著に調子が悪くなるように思われます。このような方は、いつもよりも、しっかり治療をご継続ください。

  1. vol236月4日(土)は、“第3回咳嗽について考える会”に出席してまいりました。豊中・吹田・箕面の北摂中心の内科の医師が参加されていました。講演の中で、佐々木耳鼻科の佐々木先生が耳鼻科から見た咳嗽の話をしていただきました。いつも咳の鑑別に注意しておりますが、後鼻漏(鼻水)による咳について、詳しく説明いただきました。
  2. 6月8日(水)は、“オフェブ”という特発性肺線維症の治療薬の説明をメーカーさんの学術担当の方からお聞きしました。現在ピレスパという薬が使用されますが、2剤目の薬の登場となります。特発性肺線維症は診断もしっかりすべき病気ですが、難治性の病気でもあり、新しい薬により恩恵の得られる患者様が多くなればと期待します。
  3. 6月11日(土)は、箕面市立病院の登録医の研修会に遅れましたが、参加してまいりました。意見交換会で病院の各先生方の紹介がありました。実際にどのような先生方がおられるのかがわかって、いい機会でした。箕面市だけでなく、豊中市の内科の先生方も参加されていました。
  4. vol236月15日(水)は、当医療ビル(メディカルゲート)の開院1周年記念の催しがありました。各クリニックと薬局のスタッフの方といろいろお話ができました。当院も含めて4施設で、今後も協力しあえればと思います。
  5. 6月22日(水)は、“ヌーカラ”という難治性気管支喘息の注射薬のことをメーカーの学術の方から教わりました。またこの治療において使用する高額医療費の申請の仕方を、教えていただきました。現在の治療でコントロール困難な喘息患者さまには、福音となる治療方法になると期待しております。

vol22今年の夏は暑くなると予報がでていますので、夏に備えて体調を整えていただければと思います。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹