黄砂がよく飛散するようになり、咳や喘息が悪くなる方が多くなっております。気をつけてお過ごしください。

  1. 5月10日(水)は、定例の刀根山病院で呼吸器画像カンファレンス(会議)に出席いたしました。胸膜中皮腫や皮膚筋炎の肺病変や間質性肺炎(蜂窩肺)などの画像を話し合いました。
  2. 5月12日(金)は、禁煙教室のweb講演会を院内で開催してもらいました。スタッフの皆さんとともに聴講しました。京都大学健康情報学教授の高橋裕子先生が、実際的な禁煙支援を話していただきました。心理学的な側面からのサポートをされていましたので、効果的であると思いました。
  3. 5月16日(水)は、緑ヶ丘病院循環器内科部長宮岡宏治先生が来院されました。宮岡先生は前職で市立豊中病院循環器内科副部長されていたとお聞きしました。今後も当院と連携を組んでいくことを確認させていただきました。
  4. 5月16日(水)は、国立循環器病研究センターの呼吸器・感染症診療部医長の佐田誠先生が睡眠時無呼吸症候群SASにおける循環器の病気を解説いただきました。当院でも多くの方が、SASの治療のCPAPをしていただいております。SASのCPAP治療がなされない方は、かなり重篤な循環器の合併症が多くおこることと、それを防ぐためにCPAPにてかなり改善されることをデータでお示ししていただきました。
  5. 5月18日(水)は、分子標的薬としてスタートを切ったEGFR(上皮成長因子受容体)-TKI(チロシンキナーゼ阻害薬)の話を聞きに行きました。病院勤務時代にはかなり使用させていただいた薬剤です。現在はイレッサ・タルセバなど最初に使用したものが耐性することが知られており、耐性化した際に使用する薬が臨床応用されて使用できるようになっております。この薬が効果あるかを調べるためにまず腫瘍組織を採取しますが、この方法や結果を先端医療センター総合腫瘍科副医長秦明登先生が報告されました。また帝京大学医学部腫瘍内科教授関順彦先生が治療新戦略を話されました。

6月13日のみで開院時間を変更させていただいております。お知らせにて詳細をご覧ください。なにとぞよろしくお願いいたします。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹