いつもより暑い夏のような印象を受けます。咳の方は少なくなった印象ですが、高熱で来院される方が増えております。夏かぜ・咽頭結膜炎・溶連菌感染・手足口病など夏季に増える感染症に注意が必要です。クーラーのかけ過ぎなどにお気をつけてください。
- 7月22日(土)は、大阪市内で気管支鏡学会の地方会があり、参加しました。研修医時代からの同僚の内田純二先生(大阪急性期・総合医療センター呼吸器内科)がご発表されており、超音波内視鏡を使用した最新の検査方法の報告をされていました。また阪大呼吸器内科の三宅浩太郎先生が、気管支鏡を側臥位(横向きに寝る体位)でする有益性をご発表されました。今までの背臥位(仰向け)で気管支鏡を施行しておりましたが、確かに側臥位のほうがいいのではないかと思いました。会のあとで阪大呼吸器内科助教の平田陽彦先生に、三宅先生を紹介いただき、お話をお伺いしました。お若い先生ですが、気管支鏡の本を書かれたりして、新しいパワーを感じます。本当に頼もしい限りです。
- 7月22日(土)は、➀の後に大阪市内で高齢者のご病気を研究する会がありました。高齢者の皮膚と喘息のご病気について二題が講演されました。一題目は神戸大学皮膚科講師の福永淳先生が、白癬(水虫)と乾燥性湿疹について話されました。普段よく遭遇する病気ですので、参考になりました。二題目は、埼玉医科大学呼吸器内科教授の永田真先生が、おもに研究データから見た高齢者の方の喘息を話されました。喘息の研究の最新状況をわかりやすく話していただきました。
- 7月26日(水)は、吹田市の済生会千里病院で、定例の呼吸器画像カンファレンスに出席いたしました。気管支拡張症や非結核性抗酸菌症の画像提示がありました。
- 7月29日(土)は、千里中央で豊中市医師会主催の産業医の講習会に出席いたしました。兵庫医大教授で兵庫県予防医学協会の健診センター長の安田敏成先生が、健診の話をされました。健診の必要性や方法論についてご説明いただきました。
- 7月30日(日)は、大阪市で『かかりつけ医』の講習会に参加してまいりました。ホームページ上の>>お知らせから内容を見ていただければと思います。
夏季ですが、お盆休み(8/11-17)の周辺の日は、少しお待たせする可能性があると思います。ご不自由をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹