第41回(2017年9月①)

今年の夏は、特に暑い日が続いているように思えます。例年夏になると咳の症状の方は少ないのですが、今年は多い状況です。夏の体調低下とともに、クーラーによる冷気や夏風邪などをひかれている方が増えています。気を付けてお過ごしください。

8月5日(土)は、千里中央で北野病院呼吸器センター副部長の丸毛聡先生と国立循環器病センター呼吸器診療部医長の佐田誠先生が、講演されました。ともに慢性閉塞性肺疾患(肺気腫)について呼吸器内科・循環器内科の側面から見た内容で、解説いただきました。
8月9日(水)は、蛍池の刀根山病院で定例の画像カンファレンス(会議)が行われました。慢性過敏性肺臓炎・非結核性抗酸菌症・転移性肺癌などの症例を提示いただきました。
8月11－17日までお盆休みをいただきました。もっぱら日ごろに貯まっていた仕事などを整理できました。また、お隣の緑ヶ丘病院で、胃カメラと腹部超音波検査をしていただきました。胃カメラは鎮静していただいたおかげで、いつも嘔吐反射がきつい私も、知らないうちに終わっていました。本当に助かりました。消化器科と腎臓内科の専門のご病院ですが、当院の患者さまをご紹介してよかったなと実感いたしました。
8月19日(土)は、千里中央で千里リウマチ治療連携会に出席いたしました。まずリウマチの対する呼吸器合併症の話を阪大医学部呼吸器・免疫内科の前田悠一先生が講演されました。いつもながらリウマチの方の感染で、特に呼吸器感染症は診断・治療が難しいと実感いたします。次にリウマチ治療の中心的薬剤の一つのＭＴＸの話を和歌山県立医科大学リウマチ・膠原病科教授の藤井隆夫先生がガイドラインに沿って話されました。
8月23日(水)は、南千里の済生会千里病院で定例の胸部画像カンファレンスに出席いたしました。肺癌・気管支喘息・ﾘﾝﾊﾟ増殖性疾患などの症例を提示いただきました。