新型コロナウィルス感染症で、受診を見合わせておられる方がおられて、いつもよりは患者さまは少ない状況です。普段はご多忙のかたも、この機に何か相談ごとがあればご来院ください。

  1. 5月31日(日)は、日本呼吸器学会主催で『新型コロナウィルス感染症の研究と臨床の最前線』というタイトルの緊急WEBシンポジウムが開催されました。私は自宅のパソコンで閲覧いたしました。1題目の講演は、東京大学ウィルス感染分野教授の河岡義祐先生が「新型コロナウィルス:基礎研究でわかったこと」の題名で、講演されました。私は当院でも導入を考慮している抗体の話を興味深く聞きました。新型コロナウィルスのどの部分に抗体を認識させるかで、効果に大きく影響することを教えていただきました。2題目は日本赤十字社医療センター呼吸器内科部長出雲雄大先生が「実地臨床における新型コロナウィルス診療の最前線~当院での経験を踏まえて~」の題名で、講演されました。現在治療として用いられているアビガン(ファビピラビル)やベクルリー(レムデシビル)などの効果などを治療に即して話していただきました。また普段の実地対策などもよく理解できました。今後の第2波や第3波が危惧される状況ですが、このような講演はたいへんためになりました。講演会の開催がほぼ皆無になっております。今後はweb講演が、最新の医学知見を得る強い味方になるのだろうと思いました。

  2. 6月3日(水)は、関西メディカル病院の事務方の野竹さまが、ご来院くださいました。新型コロナウィルス対策に際して、連携について相談させていただきました。一般の救急も積極的に受けておられる施設ですので、その新型コロナ対策は感心いたしました。今後医療に関わらず、一般社会にとっても、『ウィズ(with) コロナ』の体制を早く構築すべきですので、当院も対応をさらに徹底させたいと思いました。

 7月より月から金曜日までの午前診の診療時間の終わりを午後1時から正午にさせていただきます。土曜日のみは午後1時までと変わりません。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹