7月に入りさすがに暑い日が多くなっています。梅雨も例年のごとく、個人的には不快な日々にですが、しかしそうも言っておられません。熱中症・脱水症に気をつけてお過ごしください。

  1. 6月23日(火)は院内でwebにて気管支喘息や慢性気管支炎・肺気腫についての講演を聞きました。東北大学呼吸器内科教授の杉浦久敏先生が、『これからの高齢者社会をいきる~求められる生活習慣病と薬剤治療新たな選択肢~』のタイトルの話をされました。慢性気管支炎・肺気腫のかたへの3剤吸入製剤についての特徴や効果などをお示しされました。
  2. 6月24日(水)は、自宅にてwebで蕁麻疹の講演を聞きました。島根大学皮膚科講師の千貫裕子先生が呼吸器内科の私もよくわかるように解説いただきました。以前webでなく、会場で蕁麻疹の話をお聞きしておりましたが、よく理解できるなと感心した先生でした。今回も蕁麻疹の話をより分かりやすく説明いただきました。特に治療に関して学ぶべきことがありました。
  3. 6月27日(土)は、診療後にwebで不眠症の講演を視聴しました。大阪回生病院睡眠センター部長の谷口充孝先生が、『不眠診療のup to date~covid19関連の話題も含めて~』のタイトルで、説明されました。新型コロナウィルス感染症の重症患者さまの治療においてせん妄と不穏が多いことを示されました。また不眠診療の内容を呼吸器内科専門の私にもよくわかるように説明いただきました。
  4. 今回の6月26〜27日に開催予定であった日本呼吸器内視鏡学会総会が、新型コロナウィルス感染症のために、学会誌の紙上開催になってしまいました。阪大呼吸器内科の三宅浩太郎先生が、なんとこの学会の最高峰の奨励賞を獲得されました。その記念講演(オブリーク法の確立と展開)を楽しみにしておりましたが、中止になってしまいました。残念ですが、若い先生がたの活躍には、感心します。

 7月から午前の診察時間を月~金曜日までを13時から12時(正午)に短縮させていただきました。土曜日のみは今までの通りに13時までです。午後診は変更ありませんので、何卒よろしくお願い申し上げます。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹