11 月はインフルエンザワクチン接種の方が、多く来院されました。11 月半ばになり、インフルエンザワクチン接種もだいぶ済まされた様相です。当院も在庫がほぼなくなっております。あとは随時入手できた時のみ、施行可能です。

  1. 11 月 8 日(日)は、内科学会の教育講演会が札幌でありました。
    私はオンラインで視聴しました。この会は内科全体の内容を網羅的に扱います。今回は、7 題の講演がありました。コレステロールや糖尿病や骨粗鬆症など多岐にわたりました。呼吸器内科の分野は、長崎大学呼吸器内科教授の迎 寛先生が、『市中肺炎の診断と治療』の題名で講演されました。オンライン視聴で、通常聴けない講演会を視聴できるのは、助かります。
  2. 11 月 19 日(木)は、web 講演会を自院で視聴しました。
    にいのぶクリニックの新居延先生が座長となって、テレビでも最近よく出演されている阪大医学部感染制御学教授の朝野和典先生が、講演されました。講演テーマは「COVID-19 流行下での外来感染症診療について」でした。COVID19 すなわち新型コロナ感染症について、かなり特徴が明らかになっていることに驚きました。通常の診療にも参考になる情報も多く得ました。

  3. 11 月 20(金)は、清掃業者さんに院内清掃に入ってもらいました。
    院内の感染対策の一貫になることが目的です。院内感染予防の証明書を発行いただきました。
  4. 11 月 21 日(土)は、当ビルの消防訓練がありました。
    避難経路の確認と消火器使用についての説明がありました。何回も聞く内容ですが、疎かにできないと戒めました。
  5. 11 月 22 日(日)は、福岡市で内科学会主催の第 48 回内科学会の展望という講演会が開催されました。
    テーマは、超高齢化社会、グローバル化社会、情報化社会でした。セッションが 4 つに分かれていました。セッション I では、ゲノム治療についてでしたが、進行肺がんでの状況を国立がんセンター東病院呼吸器内科長の後藤功一先生が解説されました。肺がん領域でもゲノム治療が日進月歩に進化していることを実施ました。特に肺がんのほとんどを占める非小細胞癌にはゲノム解析は必須であることを強調されました。またセッション II では、阪大医学部臨床遺伝子治療学講座教授の森下竜一先生が、「次世代医療品としての遺伝子治療」のタイトルで講演されましたが、話の後半は新型コロナ感染症のワクチンの話でした。かなり具体的な段階に入っていることを知りました。アデノウィルスや RNA を使用したりと従来のものとはかなり異なった手法を用いていることを理解しました。



  6. ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹