今年は梅雨がかなり早く開けて、6月下旬から酷暑になっています。新型ワクチンの第4回目接種の方も、相当増えております。

  1. 6月21日(火)は、webで京大医学部呼吸器内科が主催される希少肺癌カンファレンスという会を視聴しました。
    質の良い組織検体採取にクライオ生検やEBUS等の有用性を説明されました。また肺癌遺伝子診断に肺癌遺伝子パネル検査などが必須で、その運用なども教えていただきました。
    希少肺癌カンファレンス
  2. 6月29日(水)は、今年の日本呼吸器内視鏡学会総会はwebで視聴できました。診察ではもう使用しませんが、気管支鏡の新しい知見を確認できました。
    日本呼吸器内視鏡学会総会
  3. 6月30日(木)は、前回webで視聴しました亀井内科呼吸器医院亀井雅先生による『How to 「咳」診療』のシリーズの3回目講演「診療所における咳治療の実際」を視聴しました。
    1−2回目と同様に日頃の診療の整理に役立ちました。
    『How to 「咳」診療』診療所における咳治療の実際

  4. 7月3日(日)は、喘息治療のフォーラムがwebで視聴できましたが、導入に帯状疱疹ワクチンの講演が2題ありました。ともによく使用されている開業医の先生からの知見や使用経験などでしたが、たいへん参考になりました。
    生ワクチンでなく、不活化ワクチンの使用が多いのにびっくりしました。不活化ワクチンは、生ワクチンの5倍以上の高額なワクチンで、2回打つことなり総額44000円ほどになります。今までワクチンとは桁違いですが、効果も期待できるものでした。
    帯状疱疹ワクチンの講演
  5. 7月14日(木)は、睡眠時無呼吸症候群のwebでのセミナーを視聴しました。就業の関係から途中からの参加でした。
    以前から聞きたかった舌下神経電気刺激療法の話でした。海外のものばかりと思っていましたが、すでに奈良県立医科大学で実際に取り組まれていました。外科先生からは、手術方法のレクチャーも講演されました。
    舌下神経電気刺激療法
  6. 7月23日(土)は、おそらく2年以上ぶりに現場での喘息の講演を聴講しました。
    阪大医学部免疫呼吸内科教授の熊ノ郷淳教授が座長となって、会が進みました。演者は東邦大学医療センター呼吸器内科教授の松瀬厚人先生でした。
    久しぶりでしたが、まずまず聴講する医師も多く、これからは現場で出席できるかもと期待しました。
    喘息の講演
  7. 最後の⑥では、コロナ沈静化するかもと一瞬喜んだものの、その後第七波が生じていますが、今までの波とは勢いが違う様です。また当分の間、講演会はwebでの視聴になると思います。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹