9月はまだ暑い日が続いておりました。マスコミ報道の通りにCOVID-19とインフルエンザAが、多くはないですが小さな流行は続いております。8月から引き続いて発熱で来院の方が、例年より多い状況です。

  1. 9月8日(金)は、webで『肺がん検診の精度向上に向けた胸部X線読影講習会』を視聴しました。大阪府が主催でしたが、当院でも施行しております『肺がん検診』に向けた読影方法の指南を目的としたものです。司会は大阪がん循環器病予防センター副所長の今村文生先生でした。以前20数年に旧大阪府立成人病センターでお世話になった先生でしたので、胸部レ線の読影方法も勉強になりましたが、とても懐かしい思いでした。

    今回の検討症例

  2. 9月9日(土)は、豊中市医師会主催のweb講演を視聴しました。京都府立医科大学生体免疫講座教授内藤裕二先生が『腸内フローラ研究の最前線〜慢性便秘症からガットフレイルまで〜』を話されました。『便秘がある高齢者は認知機能の低下が速い』とのセンセーショナルなタイトルのスライドなどがありました。この手の話を聞くと、いつも気管・気管支のフローラがあるのか?考えを馳せてしまいます。

    便秘のある高齢者は認知機能の低下が速い

  3. 9月25日(月)は、対面で気管支喘息患者さまの治療コントロール指標の説明を受けました。Asthma Health Questionnaire-33(AHQ-33)での評価でしたが、有用であることを実感しました。

    AHQ-33スコア

  4. 9月下旬から、COVID-19のワクチンが変更されました。COVID-19のオミクロン株亜型XBB1.5にも対応できるものですが、今流行の主流になりつつあるエリス等にも効果があるとされています。10月からはインフルエンザワクチンも始まります。当院通院の方に限定させていただきますが、同時接種も可能です。重症化しないように、ぜひ接種をご検討ください。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹