7月中旬からはひどい暑さになっています。更にお盆前に起きましても、COVID19の11波が到来して、当院でも陽性の方が散見されました。
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7月20日(土)は、第103回日本呼吸器学会近畿地方会がありました。大阪市内の現地開催のみでしたので、就業後に参加しました。朝に阪大教授の忽那賢志先生のCOVID19の話や、初期喘息治療にいきなりトリプル製剤を処方して良いか?など興味深い話がありましたが、残念ながら聞けません。しかし一番聞きたかった、『明日から実践できる!肺Mycobacterium abscesses症のレジメン構築』のタイトルで、近畿中央呼吸器センターの研究室長の倉原優先生の講演は聴講できました。まだ、準備段階なもの肺非定型抗酸菌症の中でも難知性のこの疾患に対するhopefulな薬剤の開発状況をお聞きしました。
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7月23日(火)は、院内でwebによる片頭痛の講演を視聴しました。この分野にも分子標的薬がでてきて活性が上がっています。私も若いころは悩まされていました。現在、頭痛に悩まされている方には、いろんな薬の選択ができるようになってきました。
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7月27日(土)は、就業後に豊中市で産業医講習会に参加しました。ケースカンファレンス方式で、溶接作業の職場巡視の危険性をディスカッションしました。産業医としての活動はしておりませんが、勉強になりました。
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8月3日(土)は、webでMostGraph臨床研究会に参加しました。東京の会場開催をライブ配信されました。モストグラフは、簡単に言うと気道抵抗を測定して、喘息や肺気腫の診断や程度を推し量る有効な検査です。隠れ喘息の方の診断にはかなり役立つだろうと予想しておりますが、診断的治療の方がまだ勝るだろうと考えています。必要があれば、当院でも採用したいと思います。
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8月11日(日)は、クーラーの掃除をしました。実はややクーラーの効きが少し悪く、メーカーさんの方に来て貰いました。クーラーのフィルターに埃が溜まり始めていることを指摘されました。毎年秋にクーラー専門の掃除を業者さんに来てもらっていましたが、この酷暑で頻用しすぎたようです。院内4台を掃除しましたが、掃除後は効き過ぎるぐらいに感じました。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹