10月初旬はようやく気温30度を切る日がでるようになりました。半袖でも充分過ごせます。しかし若い人を中心にマイコプラズマ肺炎がかなり流行しています。胸レ線を撮らさせていただくと、頻度的には通年とは比較できないほど、肺炎を呈されている方が多く見られます。
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10月9日(水)は、喘息の講演をwebで視聴しました。『クリニックではじめる重症喘息のバイオ製剤治療』のタイトルで、マツオカそらいろクリニック院長松岡弘典先生が説明されました。
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10月25日(金)は、特に咳の研究業績で有名な名古屋市立病院呼吸器内科教授新見彰男先生が、「“高み”を目指した喘息治療の未来戦略」のスローガンの元に、喘息治療の話しをされました。
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10月26日(土)は、刀根山医療センター主催の病診連携の会がありました。webで視聴しました。同センターの医師の方が、リウマチ性肺疾患とアレルギー性肺アスペルギルス症について解説されました。その後関西医科大学呼吸器内科教授の宮口先生が、「健康寿命延伸を見据えた咳・痰への最適なアプローチ-感染症専門医の立場から-」のタイトルで講演されました。年末年始に予想される新型コロナ感染症の第12波を想定された話と健康寿命について説明されました。
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10月27日(日)は、労働衛生研修会に参加してきました。約6時間の長時間の講義でした。化学物質対策行政、睡眠健診、健康格差社会の話題の3題が、講演されました。専門外の話でしたが、化学物質等の難しい話もありましたが、特に睡眠の話は勉強になりました。
マイコプラズマ肺炎の流行ともに、診察の待ち時間が相当長くなっています。一旦落ち着くまで、新規の睡眠時無呼吸症候群の方へのご対応を控えさせていただきます。診断までは対応できますが、中心的な治療のCPAP療法の導入が困難になっております。大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、よろしくお願いします。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹