当院通院の方に、なかなか症状から癌の発生を見通すことができないので、『私の中に癌があっても、始めは検査でしか分らない』とご説明させていただいています。通常は私も、当院隣の敬仁会病院で胃・大腸カメラや腹部エコーなどをしていただいております。今回は当院から約1分ほどにあるMIクリニックさまのPET-CTを受けてまいりました。開業前の2014年に同クリニックさまを一度受けており、今回は8年ぶりとなりました。

 まず入り口には、自動体温計とアルコール消毒が置いてあり、コロナ感染予防がしっかりとされていました。ロビーは清潔感があり、ゆったり座れるソファでした。
入口
ロビー
8時50分に受付予定でしたので、間に合うように手続きをしました。検査着に着替えて、約20分ほど安静にしました。その間に500ml程度のペットボトルの水を飲むようにご指示いただきました。その後、薬液の注射を受けて、1時間ほど再び安静になりました。そして約20分ほどのPET-CT撮影がありました。
PET-CT装置
手の位置を万歳にして撮りますが、私の個人的な問題かもしれませんが、長い間同じ位置にしますのでどうしても手が痺れます。いい方法があればと思いました。

 しかし検査はこれだけですので、カメラ類を受けるよりはかなり楽です。過去に身内で、通常ドックではまず見つからない骨髄性疾患を見つけていただいたこともあり、本当に助けていただいたことがあります。今回費用は、保険が効きませんので、7万7千円でした。

 検査後に、同クリニックの担当者様に、最近のPET-CTの話をお聞きしました。乳腺専用のPET-CTを導入されたとのことをお聞きしました。
マンモCT
通常のPET-CTでは2−3cmの腫瘍が発見されますが、この専用のものは2−3mmのものも発見できるとのことでした。呼吸器(肺や縦隔)においても同様なものが、開発されればと期待します。

 結果は幸いにも、顕著な異常は指摘されませんでした。
PET-CT
また機会があれば、受けたいと思いました。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹