4月は思いもよらず桜を長期に楽しめました。感染症として、インフルエンザや新型コロナ感染症はかなり落ち着きましたが、百日咳が流行しだしました。

  1. 4月に入り、隣の千里ペインクリニック様の桜が満開になりました。夜桜も綺麗でした。

    桜

  2. 喘息や好酸球性副鼻腔炎などに主にアレルギー性疾患に使うバイオ製剤が、なんとCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に適応拡大しました。4月中にこれをメーカーの方がwebで説明会をされたのを3回も視聴しました。COPDの方のなんと3割台程度に、type2炎症というアレルギー的な要素があり、これを有する方に効果があるとのことでした。今後の効果が期待されます。

    デュピクセント

  3. 4月26日(土)は、市立豊中病院の登録医総会がありました。webで参加しました。『最近の心疾患の治療について』のタイトルで、循環器内科部長の熊田全裕先生が講演されました。カテーテル治療を始め、心疾患全体の治療までも歴史から詳細に説明いただきました。

    経静脈(従来)VSリードレスペースメーカー

  4. 4月から5月にかけて、年1回の内科学会総会をwebで視聴します。一月間では視聴できないほどなので、まず前半で興味のあった講演を記載します。
    まずは『肺がん診療の最前線』のタイトルで和歌山医科大学呼吸器内科教授の山本信之先生の講演、次に『COPDの診断と治療』のタイトルで奈良医科大学呼吸器内科教授の室繁郎先生の講演、さらに『非結核性抗酸菌症の診療』のタイトルで長崎大学医学部呼吸器内科教授の迎寛先生の講演などです。最新の情報だけでなく、知識の系統的な整理になり、本当にためになります。

    内科学会1
    内科学会2
    内科学会3

内科学会総会後半は、5月号で述べたいと思います。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹