新緑から晴れている日は夏の日差しに近い季節になってまいりました。一方で梅雨入りして、雨の日はじめじめしております。体調に気をつけてお過ごしください。

  1. 5月20日(土)は、少路・柴原の在宅医療におけるがん患者さんの看取りについて話し合う会が緑ヶ丘病院でありました。千里ペインクリニックの松永美佳子先生や緑・在宅クリニックの清水一亘先生方が、ご自分の経験から看取りの状況や問題点などについて述べられました。聴衆の方からも多くの質問や熱心な意見がでて、有意義な時間を過ごせました。
  2. 5月27-28日(土日)は、日本細胞診学会総会に出席いたしました。コロラド大学Michio Sugita先生が細胞診と分子生物学的なアプローチについて今までの研究を総括していただきました。米国は基礎研究に莫大な費用をかけていることにびっくりしました。また大阪国際がんセンターのがん予防情報センターの中山富雄先生が、がん検診についての講演をされていました。臓器別におけるがん検診の意義などを説明されました。がん検診の在り方について考えさせられる内容でした。
  3. 5月29日(月)は、院内で喘息の講演をwebで閲覧させていただきました。日ごろの知識の整理になりました。
  4. 5月31日(水)は、済生会千里病院にて胸部画像カンファレンス(会議)に出席いたしました。肺の悪性ンリンパ腫や肺がんや肺の小さい結節(粒)などの経過観察の方針などを話し合いました。
  5. 6月3日(土)は、北摂地域対象の咳シンポジウムの講演会に出席いたしました。大阪府結核予防会大阪病院副院長の松本智成先生が、結核と喘息による咳についての話をされました。結核はいつも気を付けていますが、気管支結核など診断し難い状態について説明され、とても良い注意喚起になりました。
  6. 6月7日(水)は、定例の刀根山病院での胸部画像カンファレンス(会議)に出席いたしました。アレルギー性気管支肺アスペルギルス症や多発血管性肉芽腫症やシミター症候群などの画像を提示しただき、特徴などを話し合いました。

例年になく、6月に入っても咳の症状の方が多い印象です。待ち時間を減らすべく、気を付けてまいります。なにとぞよろしくお願いいたします。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹