肺腫瘍
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、圧倒的に問題の悪性腫瘍≒肺がんを考えます。
私が一時肺がん専門の大阪府立成人病センターに在籍したり、残念ながら母をこの病気でなくしたり、思い出の深い病気です。
母はいわゆる健康オタクで、人間ドックなども毎年しておりました。しかし結果見つかったときは、手術できない状況でした。この時の胸部X線ではほぼ正常でした。
肺がんの検診発見は年1回の胸部X線だけでは、厳密には難しいとされています。現在CT検診が有用であるか研究されていますが、研究報告では徐々にその制度が上がっているように思えます。CTによる被曝も問題をいかに克服するかが、ポイントです。
また胸部X線で異常陰影を指摘されたあとのCT精査でも、強い診断能力を持つと思います。この解析評価はどうしても呼吸器内科や放射線科の専門の医師に2重チェックをしていただきたいと思います。
また当院より徒歩3分のMIクリニックさんで、がん検診としての精度が高いPET-CT検査を受けることもできます。下図は私の2014年に受けたPET-CTです。
肺腫瘍の治療
基本的な治療はやはり、病院紹介となります。
幸いにも当院周辺には、肺がんを専門に扱う病院が多数ありますので、ご希望のところを相談してご紹介いたします。しかし私も勤務医では専門のひとつでしたので、お困りになればサポートは充分にいたします。