梅雨に入ってやはり雨が多く、御来院していただく患者さまもたいへんでおられるかと思います。気を付けて御来院いただければと思います。
今回は下記のような催しに出席してまいりました。
- 6/24(水)に『在宅呼吸器ケアのポイント』という講演が、淀川区医師会館で行われましたので出席いたしました。北野病院呼吸器センターの福井基成副院長先生がお話されました。肺気腫の方の呼吸筋疲労などには、通常呼吸器リハビリなどで治療にあたりますが、北野病院では針治療などを取り入れておられました。北野病院は医学基礎研究もされており、分子生物学から東洋医学まで幅広い活動をされているのだなと感心しました。
- 6/27(土)は講演会を梯子しました。まずは豊中市医師会主催の『予防接種についての諸所』を聴講しました。演者は大阪大学名誉教授の上田重晴先生でした。ワクチンの歴史や現況をご報告されました。
百日咳が10歳台から40歳までの方に、未だ多く見られます。もう少ししっかりとしたワクチンの取り組みが進めばと思っておりましたが、現在その取り組みがなされようと始まったばかりとのことでした。 - 6/27(土)は上記2のつぎに、大阪国際会議場で『マクロライド治療効果最前線』の講演がなされました。業者主催のマクロライド系という抗生剤の話でしたが、販売24年目とのことでした。24年の長年使用されているのは、ばい菌をやっつける抗菌力の性格より抗炎症作用などと言った他の性格を持ち合わせているからです。呼吸器の病気でも、第一線で使用します。特に非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の治療の中心的薬剤で、最近は特に重要な薬剤としての地位が固まりました。
- 6/30(火)は業者さんに院内で、インターネットによるTVシンポジウムをしていただきました。最近、喘息のガイドラインが変更になったので、鹿児島大学呼吸器内科学東元一晃先生による解説がありました。鹿児島で喘息吸入の指導をかなり精力的にされていました。写真は当院の受付前にプロジェクターで講演の画像を映写してもらっている風景です。
- お隣の緑丘病院がほぼ外観が出来上がったように思えます。9月にご開院と聞いております。少路駅周辺は本当に医療施設が各専門が揃って、充実しているのではと思います。写真は当院の窓から緑丘病院さんの建築状況です。
第2号となる6月のクリニック通信ですが、7月に入り発行となってしまいました。次号7月ぶんは7月中に発行いたしますように、頑張りたいと思います。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹