11月に入り、ようやくワクチン接種が落ち着きました。今年はインフルエンザワクチンがかなり品薄で入手できません。ご希望の多くの方に接種できない状態になりました。大変申し訳ありません。来期は潤沢に入手できることを期待します。
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10月22日(金)は、抗生剤の講演をwebで視聴しました。最近は新規抗生剤の開発はめっきりなくなりましたので、本当に久しぶりでした。創薬にまつわる話でしたが、20~30年前にはよく聞いた話でしたが、懐かしい感じさえしました。
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10月23日(土)は、日生病院のアレルギー性疾患のセミナーをwebで視聴しました。大学院時代に指導いただいた日生病院院長立花功先生が座長となって、アトピー性皮膚炎や喘息に関して、各専門の先生が講演されました。やはりバイオ製剤との関連が、話題のポイントとなっていました。
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11月4日(木)は、webでアレルギー性疾患の基礎研究のカンファレンスを視聴しました。特別講演の座長が阪大医学部呼吸器免疫内科の教授熊ノ郷淳先生で、演者は秋田大学医学部総合診療部教授が『喘息・好酸球性炎症疾患・好酸球増多を眺める』のタイトルで講演されました。白血球の中でアレルギーに関して重要な役割を持つ好酸球の働きを、詳細に教えていただきました。とても興味深い話でした。
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11月6日(土)は、webで2つの講演会を梯子しました。1つ目は奈良県の講演会で、松江医療センター呼吸器内科医長門脇徹先生が『Revisit:気管支拡張症』のタイトルで、話されました。普段よく診させて頂いている疾患ですが、なかなか講演会の話題に取り上げられないので、たいへん参考になりました。さらに2つ目に刀根山医療センターの病診連携の会をwebで視聴しました。刀根山医療センター呼吸器集中治療科医長辻野和之先生が『コロナ禍における喘息治療』のタイトルで、説明をされました。新型コロナ感染症患者様の治療をかなり詳細にまとめておられました。お若い先生とお見受けしましたが、刀根山医療センターのスタッフ様の層の厚さに感心しましたし、やはり信頼できる施設であることを再認識しました。
冒頭にも記載しましたが、インフルエンザワクチンが今年供給が減ってしまったことが、たいへん残念です。この冬の発熱はコロナとインフルの両者を考慮すべきですので、インフルを流行させないことが肝要です。コロナワクチンも大切ですが、インフルワクチンの供給も、来年度は国が率先して計画的に確保いただきたいものです。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹