令和3年1月に入り、新たな気持ちで診療にあたっております。やはり新型コロナ感染症対策に気をつけていきたいと考えます。今年も何卒よろしくお願いします。
- 1月8日(金)は、COVID-19のweb講演を視聴しました。
阪大免疫内科学教授熊ノ郷淳先生が司会で、同大学感染制御部朝野和典先生が『COVID-19が変える感染症学』のタイトルで話されました。昨年の11月19日に朝野先生のCOVID-19関係の話を聞いたところでしたが、新しい内容も取り入れられており、やはり有益でした。
- 1月23日(土)は、喘息のweb講演を視聴しました。
阪大呼吸器内科准教授武田吉人先生が『喘息の最新治療〜トリプルセラピーからバイオ製剤まで〜』というタイトルで講演されました。トリプルセラーというのは、従来のステロイド吸入剤とβ型気管支拡張剤に、抗コリン製剤と呼ばれる型の気管支拡張剤を入れた3剤による治療を言います。さらにバイオ製剤と呼ばれる注射剤の使用にも、その使い分けなどを説明されました。
- 1月28日(木)は、web講演を昼と夜に2回視聴しました。
昼は『COPDの最適治療を考える~足し算か引き算か~』のタイトルで、奈良県立医科大学呼吸器内科教授の室繁郎先生が、講演されました。血液における好酸球数による薬剤の使用方法を、教えていただきました。
夜は『気管支喘息の周辺疾患』のタイトルで、利根山医療センター呼吸器内科医長の三木真理先生が、説明されました。喘息の周辺疾患の話はなかなか聞けません。特に肺真菌症による喘息の発症タイプがあり、最近の話題を聞けて、勉強になりました。
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1月30日(土)は、関節リウマチによる肺病変のweb講演を視聴しました。
『RA-ILD(関節リウマチに伴う間質性肺疾患)の診断と治療』とタイトルで、大阪医科大学リウマチ膠原病内科科長の武内徹先生が講演されました。関節リウマチによる肺病変は多数のタイプがあります。その中でもポイントの間質性肺疾患に詳細な検討を説明いただきました。
すべてweb講演になりますが、今後も新しい情報は新型コロナウィルス感染症に負けず、取り入れたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹