9月に入り朝と夜はかなり涼しくなったように感じますが、昼は相変わらず暑さが続きます。9月に入っても、コロナワクチン接種予約の電話が多くいただき、電話が通じないことも多くなっています。接種予約以外の方にも、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。スタッフを増やして対応しておりますが、もう少しご辛抱いただければと思います。

  1. 9月4日(土)は、webで第48回呼吸器・感染症京都セミナーを視聴しました。京大医学部呼吸器内科の方々が主催されています。まず京大医学部呼吸器内科大井一成先生が、肺炎のクラスター分類を発表されました。最近よく聞くこの分類で、肺炎でのリスクの高い要因をこのクラスター分類で解析されていました。次に非定型抗酸菌症の肺M.kansasii症の治療についての話を近畿中央呼吸器センターの小林岳彦先生が話されました。人同士では感染しませんが、地域性があり、結核に近い特徴を持つのが、この感染症です。RFPという抗生剤を適切に使用することが大事であることを知りました。最後に千葉大学真菌医学研究センター准教授の渡邉哲先生が、薬剤耐性真菌とその耐性メカニズムとのタイトルで話されました。呼吸器領域では肺アスペルギルス症といったものが問題になりますが、中心的な薬剤に耐性化が起きていることを説明されました。また最近ヒトフザリウム症が問題になってきていることも教えていただきました。

    喘息治療の課題と戦略
    喘息治療の課題と戦略
  2. 9月11日(土)は、第16回刀根山呼吸器緩和ケア研究会がweb配信されました。神鋼記念病院神鋼記念病院の緩和治療科科長の山川宣先生が、がん患者様の主に精神症状の緩和ケアについて話されました。薬剤のみに頼る治療について一石を投じる内容でした。

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  3. 9月12日(日)は、喘息治療の全国的な講演があり、webで視聴しました。司会は最近コロナ対応でテレビによく出ておられる昭和大学医学部呼吸器部門教授の相良博典先生でした。3人の講師による講演会でした。1人目は『喘息病態におけるアセチルコリンの関与を紐解く』とのタイトルで、帝京大学医学部呼吸器教授長瀬洋之先生が講演されました。次に大阪でよく講演されている丸毛聡先生が、『実地臨床での気管支喘息吸入療法UpDate』とのタイトルで、治療経験に基づく話をされました。最後に山口大学医学部呼吸器講座教授の松永和人先生が、最近よく使用される喘息の3剤吸入療法の話をされました。

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  4. 9月14日(火)は、重症喘息のweb講演がありました。座長はともにお世話になっている阪大医学呼吸器内科教授熊ノ郷淳先生と兵庫医科大学呼吸器内科教授木島貴志先生でした。重症喘息に用いる生物学的製剤の話でしたが、COVID-19禍での生物学的製剤の使用方法なども考慮されておりました。

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  5. 9月15日(水)は、高槻市医師会主催のweb講演を視聴しました。『原因不明の息切れとは〜肺動脈性肺高血圧症 早期発見・早期治療のHow to〜』のタイトルで、みどりヶ丘病院循環器内科の真庭直樹先生が、講演されました。肺動脈は肺内にありますが、専門は循環器内科の領域です。息切れを訴えられる患者様の中に、肺高血圧症の方がおられないか鑑別の1つに考慮しておりますが、希少な病気でもあり、疑うのはなかなかなか難しいと思っておりました。たいへん参考になりました。

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  6. 10月に入るとインフルエンザワクチン接種が始まります。当院HPのお知らせを参考にしていただけると幸いです。昨年と異なり、コロナワクチンと同時期に重なります。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒宜しくお願いします。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹