11月に入り、ワクチン接種希望の方が多く来院いただいています。
第8波が来る前に是非接種をご考慮ください。
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臨床細胞診学会秋季大会が仙台で行われましたが、webで視聴しました。
今回細胞診専門医の指定講座を3つ受講しました。
受講の最後にテストがあります。
最近はこのようなwebでの視聴は、最後にテストがあり、合格点でないと視聴証明が出ない様式になっています。
しっかり視聴するには必要な対策と思われました。
この中で東北大学医学部災害感染症学児玉栄一先生の、
『今後に備えるウィルスのトリセツ』というタイトルの講演がありました。
下記のことが示されました。- アルファ➡︎デルタ➡︎オミクロンと流行の拡大速度が速くなっている
- 感染者自身がマスクすると感染力が低下する
- ワクチン接種者からは感染しにくい
- 最後まで無症候性感染者の感染力は低い
- (ファイザーでのデータですが)3回より4回接種した方が、感染率、症状の強さ、入院率、重症化率、死亡率全てにおいて効果がある
- ワクチン接種した方が、後遺症リスクが下がる
よくワクチン接種はもうしないでいいですか?と聞かれますが、副作用がひどくなければ、是非打っていただきたいと思います。
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11月25日(金)は、阪大医学部呼吸器内科准教授武田吉人先生が、『好酸球を指標とした重症喘息治療戦略の重要性』のタイトルで講演されました。
webで視聴しましたが、喘息機序に大きく関わる好酸球が、他にも広範囲に生理機能があることを教えてもらいました。
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なんと当院に阪大感染制御医学講座教授忽那賢志先生がコロナワクチン接種に来院されました。
情熱大陸などよくテレビでもご出演されていますが、ご許可いただいたので、写真を撮らせていただきました。
記載を終えた11月末には、既に第8波に入っています。
しかしながら、11月末のオミクロン株対応コロナワクチンの接種率は6−8%程度と報道されています。
コロナワクチン接種券が届いておられる方は、是非接種いただき、感染を抑えていただきたいです。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹