3月に入り、朝昼の気温差や花粉症+黄砂などの粉塵にもより、咳が増悪されている方が、多く見られます。外出時は、コロナ対策だけでなく、上記に対してもマスク対応ください。

  1. 3月4日(土)午後に、2講演をwebで視聴しました。時間が異なりましたので、両方はしご視聴となりました。
    1講座目2題の講演があり、まず大阪公立大学院医学研究科耳鼻科教授坂本浩一先生が、『舌下免疫療法の臨床効果』を講演されました。
    次に『耳鼻科領域のアレルギーupdate』のタイトルで、島根大学医学部耳鼻科准教授の千貫祐子先生が食物アレルギーに関する多種の内容(花粉食物アレルギー症候群(PFAS)・αGal症候群・Pork cat 症候群・食物依存性運動誘発性アレルギー・(PFAS以外の)花粉アレルギーに交差反応した特殊な食物アレルギーなど)を説明されました。大変参考になりました。

    アレルギーの講演画像1
    アレルギーの講演画像2

  2. 同日夜には、阪大医学部呼吸器免疫内科学教授熊ノ郷淳先生が、座長された喘息の講演をweb視聴しました。
    講演は熊本大学大学院呼吸器内科教授坂本拓郎先生が、『トリプル吸入薬で喘息を加療する』のタイトルで、講演されました。

    喘息の講演画像

  3. 3月8日(水)は、webで『間質性肺炎の治療』のタイトルで、近畿中央呼吸器センターの竹内奈緒子先生が、説明されました。この領域の知識の整理になりました。
    間質性肺炎の治療についての画像
  4. 3月11日(土)は、豊中市医師会主催の『いま学校医が知っておきたい食物アレルギーに関する5つのこと』のタイトルの講演があり、webで視聴しました。
    近畿大学医学部小児科講師竹村豊先生が、かなり詳細にこの分野の内容を説明されました。
    3月4日とともに食物アレルギーに対して、気をつけないといけないポイントが多くあることを理解しました。
    食物アレルギーについての画像
  5. 3月16日(木)は、webで『咳の診かた』のタイトルで、済世会野江病院呼吸器内科副部長松本健先生が講演されました。
    途中からの視聴でしたが、座長が大学院や前職などで、お世話になったおおさき内科の大崎匡先生でした。
    咳の診かたについての画像
  6. 3月18日(土)は、北野病院呼吸器内科部長丸毛聡先生が、『今と未来を見据えたCOPD管理と治療 ビレーズトリが適した患者像について』のタイトルの講演をされました。
    今回もwebで視聴しました。以前から言われていましたが、肺気腫の方が高血圧を合併するとかなり心血管イベント(心筋梗塞等)が、かなり増えることをデータで示していただきました。
    COPDについての画像
  7. 3月下旬は、例年より桜がかなり咲き誇っております。3月末までには満開になりそうです。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹