8月は当院も夏季休暇をいただき、ご迷惑をおかけしました。暑い夏ですが、今年は例年と異なり発熱の方が多く見られます。2〜3年前の冬くらいの感染症が集まって、この夏に一気に訪れているように感じます。
来院された患者さまの待ち時間が長くなり、たいへんご迷惑をおかけしております。
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夏休みに、私の一番尊敬(崇拝に近い?)している咳の専門家であられる南4条内科の田中裕士先生に会いに行って参りました。
予約していた8月8日(火)は、なんとこの日から先生の体調がお悪く、お休みされていました(クリニック階下の門前薬局さんでお聞きしました)。
まずあれだけ流行っているクリニックの前の駐車場に車が1台も停まっておらず、少々嫌な予感がしていたのですが、的中してしまいました。とても残念でした。
先生の診療や講演は元気はつらつなので、お休みされるとは想像していなかったので、青天の霹靂でした。
私も開業から9年目ですが、幸いにもお休みはないのですが、今後はどうしても休むことはあると思います。
その週の土曜日には復帰されている様でした。しかし、分院を開業されたことをお聞きしていたので、見に行きました。ナチュラルテイストの綺麗な分院でした。
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8月25日(金)は、webで『耳鼻科領域の難治性慢性咳嗽』のタイトルで、秋田大学耳鼻科教授の山田武千代先生が講演されました。
特に小児科領域で、アレルギー性鼻炎が、咳の原因になることを説明されました。
アレルギー性鼻炎→後鼻漏あるいは喘息増悪など原因になることはよく言われていますが、直接的に近い疾患として理解すべきと理解しました。 -
1にもある南4条内科の田中裕士先生が、『実臨床におけるトリプル療法の位置づけ』のタイトルで講演されました。今回は私も大阪市の現地で視聴いたしました。
できれば喘息の治療のような狭い範囲の話だけでなく、先生の広い知識が伺える内容を今後聞きにいきたいと思いました。
コロナ禍でコロナ以外の感染症の免疫が低下していることも予想されます。
いつにおいても感染症は確かに避けたいところですが、このまま免疫ばかり低下しているとこの冬は感染症の嵐状態になり大変なことになります。
この夏に感染症を乗り越えることで、冬に備えた集団免疫を培うことも大切かと考えます。
ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹