6月に入り、徐々に蒸し暑くなってきております。今年は梅雨入りが早くなる予想が出ていますが、例年並みのように思われます。

  1. 5月27日(金)は、webで喘息治療のバイオ製剤について視聴しました。高槻赤十字病院呼吸器センター長呼吸器内科部長の北英夫先生が説明されました。また、業者さんに院内のクーラーの清掃もして頂きました。清掃を隅々まで行い、感染予防に気をつけなければと思いました。
    クーラー清掃の様子
  2. 6月1日(水)は、webで同時に主催された2つの講演会を梯子しました。興味ある講演を同日複数視聴できるのは、本当にwebならではで助かります。
    1つは、利根山医療センターさま主催の肺がんのセミナーでした。『EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌〜最近の話題〜』のタイトルで、同施設呼吸器臨床内科医長矢野幸洋先生が説明されました。肺癌の診断治療が本当に遺伝子レベルの検査が基本となって、対応されていることがよくわかりました。
    同日『好酸球性重症喘息の診療〜リアルワールドデータから見えてくるもの〜』のタイトルで、横浜市立大学医学部呼吸器内科講師原悠先生が講演をされました。最近この好酸球から見る喘息のメカニズムが話題ですので、よく理解できました。
    EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌〜最近の話題〜
  3. 6月3日(金)は、webで喘息治療のバイオ製剤について視聴しました。大阪複十字病院副院長の松本智成先生が説明されました。今現在、熱い視線が送られている喘息治療方法です。
  4. 6月15日(水)は、webで難治性咳嗽の講演を視聴しました。福井県立医科大学呼吸器内科講師の斉藤純平先生が、新たな咳止めの薬について説明されました。期待できる薬だとは思いましたが、副作用にも気をつけないといけないことを理解しました。
    咳嗽とは
  5. 6月16日(木)は、昼と夜に別々のweb講演を視聴しました。昼休みに講演を聞けるのもオンライン講演会の利点で、昼食を摂りながら視聴しました。香川県のクリニック院長亀井雅先生が、『How to 「咳」診療』のタイトルで講演をされました。圧倒的な知識をお持ちの先生で、溢れ出る情報を詰め込んだ話でした。次回30日にも続編が予定されています。時間が合えばぜひ視聴したいと思いました。
    夜は新しい難治性咳の薬を名古屋市立大学呼吸器内科学教授新見彰男先生が、同薬の開発からその特性や処方方法などを詳細に説明いただきました。同薬の特性がかなり理解できました。
    How to 「咳」診療
    難治性咳の薬の新薬について
  6. 6月中旬から第4回のコロナワクチン接種の方が、増えています。3回目まで強い副作用がなければ、ぜひ4回目接種もお考えください。

    ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹