8月は殺人的暑さでした。発熱の方も多く来院されました。発熱の方は院内待機できればいいのですが、最高5人までです。それ以上の方は車や近くの施設等で待機できるようにしていただければと思います。大変申し訳ありません。

  1. 7~8月中は、5月開催された日本細胞診学会総会のオンデマンドでの web視聴ができました。

    中に2つ興味深いものがありました。1つは『新興再興感染症時代の感染症対策』のタイトルで、大阪大学医学部感染症制御学教授忽那賢志泉先生が講演されたものでした。新興再興感染症は、コロナを始めかなり猛威を振るう物も有ります。その約7割が動物由来で、世界のグローバル化によりパンデミックになりうる危険性を孕んでいることを警鐘されました。

    新興再興感染症の約7割が動物由来感染症

    もう一つは『インフォームド・コンセントICをめぐる倫理』のタイトルで東海大学医学部医療倫理学領域の竹下啓先生が、講演されました。ICは診療においてあまりにも身近すぎますが、これほど大切なものはないと思います。

    インフォームド・コンセントICをめぐる倫理

  2. さらに同時期に、6月開催された日本呼吸器内視鏡学会のオンデマンドでの web視聴ができました。気管支鏡はもう診療において使用しませんが、最新の状況は理解して日常診療に生かすべきと考えています。喀血における治療アプローチや縦隔のリンパ節や肺野病変での診断に使用するEBUS-TBNAなど最新の気管支鏡の手技をおさらいできました。特に毛色が変わった内容ですが、『低線量CT肺癌検診と課題』のタイトルで長崎大学大学院臨床腫瘍学芦澤和人先生が、説明されました。肺癌検診として厚労省が推奨しているのは、胸部レ線と喀痰細胞診(喫煙者)です。しかしなぜか喀痰細胞診から早期肺癌が見つかることはほぼ0に等しいので、個人的はAIを活用した低線量CT肺癌検診のみに置き換えるべきだと考えます(経済的に許せばですが・・・)。

    低線量CT肺癌検診と課題

  3. 暑い夏なので冷房クーラーが必須ですが、待合の冷房が効きにくいとスタッフから聞きました。まさかと思いましたが、やはりフィルターに目詰まりが起こっていました。前回洗浄より1月少しですが、7月上旬に早速フィルターを洗浄し直しました。さらにお盆休みにも洗浄しました。月1回ペースの洗浄になり、本当に大変な夏です。

    フィルター洗浄

  4. 7月28日(火)は、国際福祉大学医学教育センター教授の押味貴之先生が『病院で使える英語での便利な表現』をwebで視聴しました。本当に気の利いた表現とのことですが、残念ながら私には実践できない高度なものでした。私にとって英会話は本当に難しいです。

    病院で使える英語での便利な表現

  5. 7月31日(月)は市立豊中病院循環器内科部長熊田全裕先生と地域連携室伊藤輝代美さまが来院されました。最近の循環器内科の活動や当院との連携についてお話しさせていただきました。病院で働かれている方のご努力は、私にとってもすごい刺激となります。

  6. 8月1日(土)は、大阪市で行われた産業医研修会に参加しました。2講演ありましたが、1題目は大阪医科大学微生物学教授中野隆史先生が『職域で必要な感染症の知識』、2題目も同大耳鼻科教授の萩森伸一先生が『職場における騒音性難聴対策』を講演されました。2題目の冒頭に耳の解剖と仕組みを説明されましたが、本当に素晴らしい構造でできているのだなと聞きました。学生の時にも聞いた覚えはありましたが、再度感動しました。

    産業医研修会

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹