徐々に春が近づいているように感じます。このクリニック通信記載時には桜が満開になりました。

  1. 3月22日(水)は、済生会千里病院での胸部画像カンファ(会議)に出席しました。薬剤性肺炎や重症肺炎などの画像が供覧されました。皆で特徴などを話し合いました。
  2. 3月25日(土)は、済生会千里病院主催の講演会に参加しました。泌尿器科部長の今津哲央先生が血尿の話を、千里救命救急センター副センター長澤野宏隆先生がDICの治療について話されました。
  3. 4月1日(土)は、気道疾患の講演会がありました。今回はアレルギー疾患のトピックスと落とし穴の題目で、小児科・耳鼻科・皮膚科・内科領域でそれぞれの先生方が話されました。小児科は済生会中津病院平口雪子先生が食物アレルギーの話を、耳鼻科は福井赤十字病院大澤陽子先生が花粉症と口腔アレルギーの話を、皮膚科は藤田保健衛生大学医学部総合内科教授矢上昌子先生が花粉-食物アレルギー症候群の話を、内科は東京女子医大准教授多賀谷悦子先生が好酸球性中耳炎と喘息の話をされました。なかなか文献では得られない最新の情報であったので、たいへん興味深かったです。
  4. 4月8日(土)はおもにリウマチ×抗酸菌症(結核+非結核性抗酸菌症)の勉強日でした。まずこの日は、第5回の刀根山呼吸器疾患勉強会の日でした。呼吸器腫瘍内科の森雅秀部長が司会をされて、呼吸器内科の北田清悟部長が『リウマチ患者さまの呼吸器合併症・感染症』の話をされました。この会のあとに、別のリウマチ勉強会に出席いたしました。市立東大阪医療センターの免疫内科宇田裕史部長が、『リウマチ患者さまの治療』の話をされました。研修医の時に一緒に働いた医師であったので、あとで近況報告しあいました。また結核予防会大阪病院の松本智成副院長先生が、『呼吸器の病気を持つリウマチ患者さまの治療』をご説明いただきました。最近は、リウマチに対して生物学製剤という新しい薬がよく使用されています。免疫力を落としてしまうことになりかねないので、感染症に対して弱くなります。この薬を使用されるリウマチ患者さまには、結核を始め、肺炎にならないように気をつけなければならないので、知識の再確認となりました。

本年のゴールデンウィークは、暦通りになります。4/29と5/3-5の祝日はお休みですが、ほかの日は時間通りに開院しております。なにとぞよろしくお願いいたします。

ふなこし呼吸器内科 院長 船越俊幹